薩摩川内市

300段の石段をのぼった先にある歴史深い神社「新田神社」

2021年09月08日 更新

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高さ約70m、亀の形をした神亀山という山頂にある新田神社。
どーんと正面に立ちはだかる石段を上った先に本殿がある。

石段は300段を超えるため、歩きやすい格好で行くのがベストだが、
緑に囲まれており、夏でも自然の涼しさが心地いい。

途中には樹齢が約800年とも言われている御神木の楠の木もたっている。

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あまりにも樹齢が長いため、幹に空洞が出来ているんだとか。
昭和初期の歌人である、与謝野鉄幹・晶子夫妻が昭和4年7月に鹿児島を訪れた際、
新田神社にもお参りをしており、その時に鉄幹はこの楠の木のことを詠んでいる。

新田神社の創建は725年と伝えられているが、定かではない。

https://kagoshima.onpara.jp//photo/999998/0/3699460.jpg
はじめは社殿が、現在の石段の中腹にあったそうだが、火災に遭い、現在の場所(頂上)に再建されたそうだ。
現在の社殿は1601年に島津義久公が朝鮮の役における祈願達成の恩返しとして造営したもので、1850年には島津斎興公が改修をしている。

五穀豊穣や家内安全で知られ、天皇のご先神であるとされるニニギノミコトをまつり、
かつては薩摩国一の宮として親しまれてきた。ニニギノミコトの墓陵が新田神社の社殿の奥にあり、宮内庁直轄で管理されている。

社殿の中は見学することも出来る。派手さは無いが、歴史を感じる風情のある佇まいだ。

https://kagoshima.onpara.jp//photo/999998/0/3699470.jpg
約300段の石段は少々きついが、上る価値のある神社だ。
※社殿の近くまで車でのぼることも出来る。

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【場所】
鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2

【交通アクセス】
JR薩摩川内駅から車で約5分

【問い合わせ】※電話番号
0996-22-4722
⇒詳細はこちら
https://www.nitta-jinja.or.jp/

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